こんにちは、つーもです!
今回は気になる街とマンションのご紹介第3弾、埼玉県屈指の人気エリアである「浦和駅」を取り上げようと思います!
JR京浜東北線、湘南新宿ライン、上野東京ラインの3路線が乗り入れているため、都心エリア、副都心エリアへも直通で行けるという埼玉県屈指の交通利便性を誇ります。
もちろん、ただ行けるだけなら他にも該当する駅はたくさんありますが、池袋駅20分、東京駅26分、新宿駅26分、渋谷駅31分という直通での所要時間は、これを超える駅は埼玉県には存在しません。
また、北日本への玄関口である大宮駅へも1駅6分、さらに新宿駅始発のJR-東武線直通の特急きぬがわ停車駅でもあるため、遠くへのお出かけの際にも非常に便利な駅です。
さらに、まだちょっと先の話ではありますが、羽田空港アクセス線は宇都宮線・高崎線直通の計画もあるようなので、将来的には羽田空港へも直通出来るかもしれません。ちなみに現時点でも、浦和から羽田空港への直通リムジンバスの運行はあります。
浦和はもともと中山道の3番目の宿場町「浦和宿」として栄え、また徳川家康公が鷹狩をした際の休憩場所でもあり、江戸時代にはすでに発展した街となっていました。
その宿場町としての歴史を裏付けるのが浦和名物である鰻です!
むさし乃、満寿屋、山崎屋など屈指の名店揃いですので、鰻好きの方は一度は訪れてみてください。
そんなわけで、埼玉県には「浦和うなこちゃん」というゆるキャラがいます(なんか似た名前のインフルエンサーもいるような…)。
画像出典:さいたま観光国際協会ホームページより
また、関東大震災の際には、荻窪などの城西エリアと同様に、名士や文化人が移住するなどして教育・文化面でもその魅力が徐々に高まっていくこととなりました。
そのような土壌もあり、浦和には「県立浦和高校(通称:浦高)」「浦和第一女子高等学校(通称:一女)」という軽く偏差値70を超える日本屈指の進学校があります。そういえば公認会計士の知り合いにも出身者が何人かいました。
そういった背景から、東京都文京区のような文教都市としての側面があり、教育に力を入れたいファミリー人気が特に高い街になっています。SAPIXは南浦和だけじゃなくて浦和にもほしいですね…。
住みたい人が集まる人気の高い街は、もちろん商業も盛んになるのが自然な流れで、前述した通り江戸時代には既に栄えていた浦和には明治時代以降には埼玉県庁(設置当時は浦和県)や地方裁判所などの行政関連施設も置かれ、発展を遂げてきました。
特に、元々京浜東北線のみ停車で、さらに地上駅のために東西が分断されていた浦和駅が、湘南新宿ライン停車&高架化された2013年以降の発展が目覚ましく、元々西口に伊勢丹浦和店やコルソがありましたがその目の前にある西口広場整備、そして東口広場整備とともにPARCO開業、駅ビル内にアトレ浦和の誕生など、街として東西が一体化することとなりました。
浦和駅西口広場とそれに隣接する伊勢丹浦和店とコルソ 画像出典:Googleマップより
浦和駅東口広場とそれ隣接するPARCO 画像出典:Googleマップより
PARCOには9スクリーンを備えるユナイテッドシネマが入っていますし、小さめですがノジマでちょっとした家電も買い物できるので、浦和だけで十分に日常生活が満足できるというコンパクトシティとしての魅力が、人気の街になっている背景でもあります。
実際、浦和はSUUMOの住みたい街ランキングでも、東京の名だたる街を押さえてランキング上位に毎年入っています!
画像出典:SUUMOプレスリリースより
こんな感じで浦和はとても魅力あふれる街なんですが、一方で、古くから発展してきた街あるあるのところで、道が狭かったり、古い建築物が密集していたりと防災面で気になる部分があります。
しかし!そんな気になる点を解消しようとする動きに繋がるであろう大規模再開発が控えています!
コルソから県庁通りを挟んですぐのところで「浦和駅西口南高砂地区第一種市街地再開発事業」という大規模再開発事業が遂に動き始めました!
画像出典;さいたま市ホームページより
当初の計画では既に完成しているはずだったんですが、大規模再開発あるあるで延期に次ぐ延期、一体いつになったら動くんだ…とつーももずっと気になっていましたが、ようやく本格着手となりました!
敷地面積1万㎡と浦和駅のような規模が大きい駅のすぐ目の前に、これだけ面積を有する再開発計画はそれだけで希少ですが、マンクラ的注目ポイントとしてはやっぱり500戸規模のタワマンでしょう!
浦和駅には後程ご紹介する3棟のタワマンがありますが、それらを大きく上回るスケール…というか埼玉県No1タワマンと言っても過言ではないスケールで、注目されていた方も多いのではないでしょうか。
しかも浦和をご存じの方なら誰もが羨む高砂アドレス、高砂小→岸中という黄金学区ルート、そして平均面積70㎡、4LDKの設定もほぼ確定済みとなれば、予算が合う方で浦和を検討されるファミリー世帯ならば間違いなく鉄板物件です。
…えっ、高いだろうって?
…うーん、坪500万円は超えてきそうですね。泣
でも、それだけ出しても買う価値はあるマンションだと個人的にはガチで考えてます!
ちなみにこちらの再開発計画は2027年完成予定なので、早くても2024年頃に公式HP公開ですかね?
タワマンの他にも商業施設を含めた複合再開発となりますので、下駄にスーパーやクリニックモールなど入るかもしれませんね。今後の情報にも要注目です!
最後に、浦和駅の気になるマンションをいくつかご紹介します!
浦和駅界隈は非常に多くの素敵なマンションがあるため、一部だけのご紹介になることご了承ください…。
① エイペックスタワー浦和
画像出典:Wikipediaより
2003年築、地上31階建ての浦和駅に初めて登場したタワーマンションです。
浦和駅徒歩2分という抜群の立地に、売主は日商岩井/双日都市開発JVという今では見ることのできない組み合わせですが、スーゼネの一角である清水建設が施工しました。
エイペックス(APEX)とは頂点を意味しており、埼玉県庁がある県都浦和のシンボリックタワーマンションとしてその存在感を表すネーミングにしたそうですが、決して名前負けすることなく、浦和駅に降り立って見上げた時のその存在感は素晴らしいの一言です。
中古物件を見ていて気になるところとしては、築20年になるにも関わらず、修繕積立金が一般水準よりも結構低めの設定になっているところなんですよね。もし、背景をご存じの方がいれば、こっそり教えてください。笑
ちなみに、アドレス的に当然っちゃ当然ですが、高砂小→岸中学区で、高砂小までもすぐそこなので、そういった点でもファミリー人気が高いマンションの一つです。
2023年10月時点の中古相場:坪370万円 70㎡換算:7,830万円
※時折出てくる4LDKがいつもぶっ飛んだ坪単価ですが、その他の一般的なお部屋は落ち着いた水準です
② ライオンズマンションコスタ・タワー浦和
画像出典:大京ホームページより
2006年築、地上31階建て、売主は大京/日建ハウス工業JVで、こちらもスーゼネの一角である大林組施工のタワーマンションで、現時点で浦和駅界隈で一番背の高い高層建築物になります。
外観のカラーリングに特色があり、高さも相まってエイペックスタワー同様に存在感がありますね。
また、エイペックスタワーと同じ31階建てですが、こちらの方が10mほど高いため、浦和駅再高層建築物となります(ちなみに西口再開発タワマンよりも高いです)。
南向きのワイドスパン住戸が多く、また南側に匹敵するような高層建築物もないため、非常に抜け感のある部屋が多くなっています。
もちろん、こちらも高砂小→岸中学区になります。3LDKも専有面積は広めですし、4LDKもあるので、こちらもファミリー人気が高いマンションです。
2023年10月時点での中古相場:坪400万円 70㎡換算:8,470万円
※記事執筆時点で坪500万円近い売出がありますが、外れ値だと考えます
③ ザ・パークハウス浦和タワー
2017年築、地上20階建て、売主は三菱地所レジデンス/大栄不動産JVで、フジタ施工の一番新しいタワーマンションです。
20階建てで総戸数148戸と規模はそこまで大きくないのですが、前述2つのタワマンと異なり、2013年に浦和駅高架化以降で初めて誕生したタワマンかつコスタ・タワーから10年ぶりに誕生するタワマンということで、新築販売当時は大人気だったと記憶しています。
1階にタリーズコーヒーがあるので、ハニーミルクラテが好きなつーもにはグッとくるマンションです。
小ぶりなタワマンですが免震構造なのはいいですね!
ここも例に漏れず高砂小→岸中学区になります。
2023年10月時点の中古相場:坪450万円 70㎡換算:9,520万円
④ シティハウス浦和高砂
2014年築、地上18階建てで売主は住友不動産、前田建設工業施工のマンションです。
タワーマンションでこそないものの、浦和駅界隈は高いもの建築物が少ないため、住友不動産らしい黒を基調としたデザインも相まって、非常に存在感のあるマンションになっています。
浦和駅徒歩5分ですが、こちらは浦和駅からは幅が広めな道を通った先にあり、また両サイドには多くのお店が並んでいるため、自宅と浦和駅の行き来がとても楽しくなりそうなロケーションです。
それもあってか、直近の中古相場もザ・パークハウス浦和タワーに負けず劣らずの水準で、浦和駅を代表するマンションの一つになっています。
なお、こちらは高砂アドレスですが岸町小→白幡中学区になります。この学区も浦和では人気の学区ですね!
2023年10月時点の中古相場:坪440万円 70㎡換算:9,300万円
※直近で売り出しが少ないため、新しく出てきた場合には上振れする可能性あり
⑤ プラウド浦和
画像出典:物件公式ホームページより
2023年築、野村不動産分譲、長谷工コーポレーション施工の浦和駅界隈で一番新しい分譲マンションです。
総戸数は152戸と広域で見るとそこまで大きくないように見えますが、浦和駅界隈は土地が非常に限られているため、タワマン以外のマンションでは随一の規模となります(上述のシティハウス浦和高砂でも99戸)。
そのため、野村不動産もこのマンションにはかなり力を入れており、まずネーミングですが、既に野村不動産は浦和駅最寄りのマンションをこれまで15棟も供給していましたが、16棟目で初めて無印の「プラウド浦和」としました。
また、野村不動産も売主に名前を連ねている後発の西口再開発タワマンを意識してのものか、上層2フロアにタワマンではなかなか実現が難しい100㎡超えの4LDKプレミアムプランを設定し、浦和にお住いの富裕層にも満足できるものとして追求したように見えます。
ちなみに、100㎡超えの部屋は1.2億円~1.6億円くらいで8部屋あったかと思いますが、全部屋1期1次で完売してました…浦和恐るべし。
2023年10月時点の中古相場:まだ売り出し事例がないためN/A、新築販売時は坪400万円
⑥ プラウドシティ浦和
2013年築、プラウド浦和と同じく野村不動産分譲、長谷工コーポレーション施工の大規模マンションです。
浦和駅東口から徒歩12分と少し歩きますが、だからこそ実現できる第一種住居地域にある住宅街の落ち着いた環境での総戸数493戸のビッグコミュニティは、プラウドシティブランドならではです。
ちなみに南浦和駅徒歩10分でもあるので、両方の駅を使い分けることが出来ます。南浦和駅からは武蔵野線が使えるので、越谷レイクタウンにも行きやすいですね!
グッドデザイン賞を受賞してることからもわかる通り、非常にカッコいいマンションですし、浦和駅近くのマンションでは実現できない規模だからこそ、敷地内保育施設、ミニショップ、ベーカリーサービス、キッズルーム、ライブラリースペースなどソフト面の強さは魅力的です。
2023年10月時点の中古相場:坪270万円 70㎡換算:7,350万円
以上、「浦和駅」の街とマンションのご紹介でした!
浦和駅はご紹介したマンション以外にも非常に多くの分譲マンションがあり、それぞれに優れた魅力があるため、気に入ったマンションがその中にあるかもしれませんが、見つけるのがなかなか難しかったりもします。
そんな時はつーものマンションお悩み相談室をぜひご活用ください!