今回は気になる街とマンションのご紹介第4弾、北の玄関口となるビックターミナル「大宮駅」です!

大宮駅ってどんな駅?

大宮駅は、JR京浜東北線、湘南新宿ライン(宇都宮線/高崎線)、上野東京ライン(宇都宮線/高崎線)、埼京線、川越線、東武野田線、埼玉新都市交通ニューシャトルに加えて、北海道・東北新幹線、秋田新幹線、山形新幹線、上越新幹線、北陸新幹線のすべてが停車するビッグターミナル駅です。

各駅までの所要時間は、池袋駅26分、新宿駅32分、上野駅28分、東京駅33分と、30分前後で東京の主要駅に直通で行くことが出来ます。

また新幹線全車停車駅のため、東京駅まで新幹線通勤している方もいますね。自由席で1,670円なので、テレワーク全盛のこの時代で、時々会社に通勤するといった勤務スタイルであれば、所要時間24分で座って通勤できるため、選択肢としてはかなり有力になってくると思います!

また、将来的な面で言うと、北海道新幹線の札幌延伸により、札幌駅までの所要時間が羽田空港経由より短くなると言われています。

なので、将来的には「東京-大宮」という経済軸に加えて、「札幌-大宮」という新しい経済軸が加わってくるかもしれませんね。

大宮ってどんな街?

1883年、一番最初に上野駅から埼玉県北方面に向かう鉄道は熊谷までの開業で、浦和駅の次の駅は上尾駅。つまり、大宮駅はその当時存在していませんでした。

しかしながら、地元有志の活動や土地の提供などにより大宮駅が実現され、その後は東北本線の分岐点駅として決定されたのをきっかけに、東北新幹線、上越新幹線の開業、ニューシャトルの開業などが相次ぎ、今のビッグターミナル「大宮駅」の誕生に至ります。

最近は街の人気も高く、今やSUUMOの住みたい街ランキングでも上位常連になっており、2023年は2022年に引き続き、東京の名だたる有名・人気の街を押さえて3位に付けています!

画像出典:SUUMOプレスリリース

そんな人気の高い街である大宮は、埼玉県の商業・ビジネスの集積地でもありますが、西口・東口で雰囲気も異なり、まだまだ開発余地を残している駅でもあります。

画像出典:さいたま市公式ホームページ

さいたま市もこのような将来イメージを描き、それに向けた再開筒計画を進めており、「大宮駅グランドセントラルステーション化構想」がその中心となります。

画像出典:さいたま市公式ホームページ

まだ構想段階なので具体的な計画はこれからですが、発展していく街に住めるのは、この上ない楽しみでもありますね。

さて、そんな大宮駅ですが、西口はペデストリアンデッキが作られ、そごう大宮店、大宮アルシェに直結しており、現在のメインの方面となっています。

さらに、西口では大規模な再開発計画が既に複数進んでいます!

西口からペデストリアンデッキを経由して徒歩3分のところに「大宮ソニックシティ」というオフィスや国際会議室、市民ホールなどからなる複合施設があります。

このソニックシティの北側を「大宮駅西口第三地区」として、A、B、C、D、Eブロックに分けて、それぞれで再開発計画が進められています。

画像出典:さいたま市公式ホームページ

このうち、先陣を切って建設が進められたのが、B地区の「大宮スカイ&スクエア ザ・タワー/レジデンス(大宮サクラスクエア)」になります!

画像出典:物件公式ホームページ

日鉄興和不動産・三井不動産レジデンシャル・丸紅都市開発の3社JVで、タワー棟とレジデンス棟からなる総戸数500戸を優に超える住商複合一体再開発案件になり、ご存じの方も多いでしょう。ちなみに現時点で完売済みです。ご購入された方おめでとうございます!

次にA・D地区で、こちらも住商職複合大規模再開発になります!

2027年竣工予定なので、公式ホームページもまだ出来ていませんが、東京建物・中央日本土地建物・大和ハウスの3社JVで、地上27階建て(総戸数未定)が予定されています。

画像出典:さいたま市公式ホームページ

なお、残るC地区とE地区はまだ具体的な計画が進んでいないようなので、記事執筆時点で詳細情報は公開されていませんでした。公開され次第、どこかで取り上げようと思います!

一方、東口ですが、昭和の香りが残る雰囲気でもあり、土地の使い方もちょっともったいない感じなのは否めません…。

そこで、さいたま市はまず駅前広場の整備から進めるようです。

街の賑わいを出すためには、どうしても駅の集客力が必要ですし、現状は西口の方が圧倒的に集客力が高いため、まずは駅前を整備するというのはマストですね。

また、その他では「大宮駅東口大門町3丁目中地区」での地上21階建てオフィスビルの再開発計画が、ちょうど2023年12月に都市計画決定されました。

画像出典:さいたま市公式ホームページ

東口については、こういった整備を少しずつ進めて、まずは街の雰囲気を変えていくところから始まりそうです。

あと街の顔にもなりうる高島屋があまりにしょぼすぎるので、これも何とかしてほしいですね…。

大宮駅の気になるマンション

①大宮スカイ&スクエア ザ・タワー/レジデンス

画像出典:物件公式ホームページ

前述の大宮駅西口B地区再開発で、ソニックシティ北側に出来るタワー棟とレジデンス棟からなるビッグコミュニティです。

2024年5月完成予定、完成すると大宮駅No.1タワーマンションと言っても過言ではない、スケールと立地の希少性を兼ね備えているマンションです。

自分もMRに行きましたが、仕様面ではう~ん…というところはあったものの、きちんとディスポーザーがありましたし、何よりも免震構造(中間免震)というのは、この価格帯から考えるとありがたいなと思いました。

新築販売時点の販売価格:坪370万円 70㎡換算:7,830万円

※多分、年明けから未入居住戸が出てくると思いますが、相場的には坪400万円を軽く超えてきそうですね‥。

② グランドミッドタワーズ大宮

画像出典:ノムコムホームページ

2011年築、近鉄不動産、鹿島建設、小田急電鉄JVによる30階建て、総戸数958戸を誇るツインタワーマンションです。

階数はそこまでないものの、総戸数の多さからお分かりの通り、ドシッとした非常に存在感のあるタワマンになっています。

「OYASHIKI-お屋敷」をコンセプトにして、敷地に設けられた広大な庭園、そしてそれを取り囲むようにして作られた回廊は、優雅さを兼ね備えたオンリーワンの価値と言えます。

フィットネスジムをはじめとして、和室のゲストルームやシアタールームなど、共用施設も充実したものになっており、大宮を代表するタワマンの一つです。

2023年12月時点の中古相場:坪370万円 70㎡換算:7,830万円

③大宮ファーストプレイスタワー

画像出典:ノムコムホームページ

2008年築、コスモイニシア・大栄不動産JVの25階建て、総戸数182戸のタワーマンションで、大宮駅最寄りでは最初のタワーマンションになります。そのことが名前にもなっていますね。

下層階の黒い石張りと、その上からは赤と白のストライプラインが入ったコントラスト豊かなデザイン性は、背の高い建築物が多く並ぶ西口側でも、存在感が際立つマンションになっています。

2023年12月時点の中古相場:坪320万円 70㎡換算:6,770万円

④ザ・大宮タワーズ

画像出典:三井のリハウスホームページ

2008年築、大和ハウス分譲の22階建て、総戸数239戸のツインタワーマンションです。

こちらは規模こそ小さいものの、日建ハウジングシステム設計によるデザインで、エントランスの緑と水を使った吹き抜けは、とても開放的で住民や来客を迎えてくれます。

共用施設もビューバス付きのゲストルームやベーカリーカフェ、スカイラウンジなど、規模から比べるととても充実したものになっています。

2023年12月時点の中古相場:坪290万円 70㎡換算:6,140万円

⑤パークシティ大宮セントラルタワー

画像出典:ノムコムホームページ

2000年築、三井不動産、三綱都市開発、東和不動産、三井物産JVの33階建て、総戸数254戸のタワーマンションです。

最寄り駅は北与野駅になり徒歩9分ですが、大宮駅も徒歩12分なので、十分に歩ける立地になっています。

築年数こそ20年以上経過していますが、8,000㎡を優に超える空地を利用した庭園空間は、非常に心地よく時間を過ごせるもののになっており、この時代だからこそ実現できたゆとりの空間と言えるかもしれません。

キッズルームやコミュニティスペース、スカイラウンジなどタワマンらしい共用施設も兼ね備えており、他のタワマンと比較するとお手頃価格になっているので、大宮駅最寄りでのタワマンで探されている方にも、是非一度検討頂きたい物件です。

2023年12月時点の中古相場:坪270万円 70㎡換算:5,720万円

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